Fuse Series
速く、高い生産性を
省スペース&低コスト&高品質を実現した、Formlabs社の
SLS方式3Dプリンター Fuse 1+ 30W。
高機能な工業用材料の使用も可能。
Formlabs社のSLS方式3Dプリンター
Fuse 1+
パウダー材料をレーザーで焼き固めることにより、機能的かつ頑丈なプロトタイプから
最終製品までの造形を可能にする粉末焼結積層方式(SLS)。
機能的強度に優れたナイロン材料を使うことができ、現在日本では自動車業界を中心にSLS方式3Dプリンターの導入が進んでいます。
Formlabs初となるレーザー焼結(SLS)方式を搭載した「Fuse 1+」(フューズ1プラス)をご用意。
Fuse 1+は造形スピードがUPし、オプションでの窒素充填装置の使用により、リフレッシュ率(未使用パウダー比率)と
製造コストの低減を実現しました。
積層ピッチ
110μm
レーザー出力
10W
素材リフレッシュ率
30%〜50%
最大造形サイズ
159 x 159 x 295mm
*Nylon 12 Powderの場合
*Fuse 1+では窒素充填装置設置可能(オプション)
30W
Fuse 1の場合
Fuse 1+の場合
※仕様は予告なく変更になる可能性がございます
「Fuse 1」と「Fuse 1+」の比較
Fuse 1+
省スペースな高速SLS方式3Dプリンター
レーザータイプ
30W イッテルビウムファイバー
24時間以内に生産完了の高速プリント
対応材料
全部パウダー材料に対応
主要パウダー+Nylon 11 CF
運用環境
不活性ガス充填or通常の空気
材料の機械的特性とリサイクル性能を向上
効率
ゼロウエイスト・プリント
高いパッキング密度とリサイクル性能で実現
※従来機のFuse 1を用いたワークフローとなりますが、Fuse 1+も同様となりますためぜひご参考ください。
Fuse 1シリーズ の特徴
サポート材なしで、複雑なデザインの造形を可能に
レーザー焼結(SLS)方式は、パウダー材料にレーザーを直接あて、一層一層焼き固める技術のため、造形物をまわりの材料が支えてくれます。
そのためサポート材を必要とせず、パーツを統合した一体部品や可動部品などの、複雑な形状の造形が1発で可能。
特許出願中”Surface Armorテクノロジー”を搭載
Formlabsが独自開発した”Surface Armor テクノロジー”を搭載。
「Fuse 1」による造形では、半焼結シェルを生成してパーツ表面を保護しながら造形を行う”Surface Armorテクノロジー”により、造形したパーツの品質や機械的特性を確保します。
シンプルなワークフロー
「Fuse 1」本体に備わった直感的なUIタッチスクリーンでセットアップも簡単。
Formlabsオリジナルの無料ソフトウェア「PreForm」に、造形データをインポートするだけで、造形時の方向や配置設定、印刷時間の見積もりなどがワンクリックで可能です。
セットアップから造形完了までストレスフリーで操作ができます。
連続プリントを可能にする設計
後処理を担うパウダー回収ステーション「Fuse Sift」と互換性がある「Fuse 1」のビルドチャンバーは簡単に相互への取り外し取り付けが可能です。
これにより、複数のビルドチャンバーの所有で連続プリントを可能にします。
また、業界トップクラスのクールダウン時間により、前回のプリントから1〜2時間で造形開始を可能にします。
Fuse 1+の特徴
優れた造形スピード
短時間で1層の造形を完了するレーザー制御、最大12.5m/秒のスキャンスピードをもつ30W出力のパワフルなレーザーで、高精度な造形品を24時間以内に製造します。試作品製造におけるスピード向上、そして、少量生産における生産性向上を実現します。
高機能な工業用材料の追加
パウダーハンドリングの改善と、窒素充填装置のオプション設置により、独自の新材料や既存の材料でより高い機械的特性が得られます。
Fuse 1+はNylon 11 CFパウダーに唯一対応しています(従来機Fuse 1では非対応)。他材料も現在開発中です。
ゼロウェイストで高いROI(投資利益率)
パッキング密度とパウダーの再利用性を最適化により、材料ロスを出さずにより低い製造コストで造形を行うことが可能になります。
例えば、これまでNylon 11ベースの材料はリフレッシュ率(造形に必要な新しいパウダー比率)は50%→30%へ低減。また、ビルドボリューム最大化の調整を実施し、より高いパッキング密度を実現しました。
オプションで窒素充填装置の設置も可能
オプション機能として、Fuse 1+は窒素充填装置の設置が可能です。設置は必須ではなく、都度お客様の用途に沿ってご選択いただけます。窒素充填装置を設置することにより、材料の機能的特性が安定的に向上し、リフレッシュ率と製造コストの低減が実現します。(特にNylon 11シリーズは窒素充填装置によりリフレッシュ率が低減されます)
用途が広がる、ホワイトパウダー材料
Nylon 12 whiteパウダーはFuseシリーズ初の白色パウダー材料 です。ホワイトパウダーでは染色によって色が鮮やかに映え、最終製品としてのクオリティを一段と引き上げます。また、試作品においても、プロフェッショナルな外観と仕上がりが得られるため、多様なデザインニーズに応えることが可能になります。
Nylon 12 White Powder
染色で無限の可能性が広がる
Nylon 12 White Powderは、汎用性と生体適合性を兼ね備えたNylon 12 Powderの優れた特性に加え、白色パーツのカスタマイズ性を提供します。機能的なプロトタイプや、ブランドの美観に合わせて簡単に染色できるエンドユーザー向けのパーツを製作できるほか、コントラストやディテールが際立つ医療機器やモデルにも最適です。
引張強度
破断伸び
リフレッシュ率*
1950MPa
30%
47MPa
*リフレッシュ率:プリントに必要な新しいパウダーの最小比率
-
機能的なプロトタイプ
-
小ロット生産
-
治具や固定具
-
美観が求められ、染色が必要なパーツや製品
*本製品はFuse 1+のみに対応しております。
全てを可能にするパウダー材料
Polypropylene Powder
PPライクではない本物のPP製部品を低コストで
PP材でのSLS 3Dプリントでは、耐薬品性、水密性を備えた機能確認用試作や耐久性の高い実製品用部品が製造でき、非3Dプリント品のPP部品との溶接も行えます。Polypropyleneパウダーはプリント時の窒素充填が不要で、高い靱性により耐久性を損なうことなく繰り返しの曲げ応力に晒される部品にもご使用いただけます。
曲げ弾性率
破断伸び
リフレッシュ率*
1350MPa
50%
*空気
*リフレッシュ率:プリントに必要な新しいパウダーの最小比率
-
丈夫な容器、流体装置等
-
自動車内装部品 治具や固定具等
-
パッケージ、ハウジング、ケースなどの消費者向け製品等
-
レガースなど防具等
-
歯列矯正用器具や人工装具、設備機器のカスタム部品、治具、インソール ほか
*本製品はFuse 1+のみに対応しております。
*Fuse Siftで本材料を使用する場合は別途、Sift 300μm Sieveが必要です。
*英語版
34%
TPU 90A Powder
皮膚に安全かつ弾性のある丈夫なエラストマー材料
Fuseシリーズ初の非ナイロン材かつ軟質材。
破断伸びと引裂強さを高水準で両立させたTPU 90Aパウダーは、 軟質ある いは皮膚接触を伴うパーツを試作から実製品の量産まで一貫して活用でき、 20%の材料リフレッシュ率で非常に高いコ スト効率で運用いただけます。
引裂き強さ(X/Y)
破断伸び(X/Y)
リフレッシュ率*
66kN/m
310%
20%
*空気
*リフレッシュ率:プリントに必要な新しいパウダーの最小比率
-
ウェアラブルデバイスの各部パーツ
-
クッション部等の緩衝部品や柔軟性が必要なノズル、チューブ等
-
シューズのインソール/ミドルソールや義肢装具、レガース等
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ガスケット、マスク、ベルト、保護用部品 ほか
*本製品は現在Fuse 1+のみに対応しております。従来機のFuse 1については後日対応予定です。(機能上の制約あり)
*英語版
Nylon 11 CF Powder
軽量で非常に高い強度と耐熱性の炭素繊維強化材料金属部品の置き換えにも
高い安定性と性能を有する「Nylon 11 CF Powder」。
過酷な条件下で寸法精度を維持する必要のある高機能部品の製造に適した硬質で強靭なパウダーです。
ナイロンと炭素繊維双方の長所を兼ね備え、繰り返しの衝撃に耐える軽量かつ高剛性部品の製造に適しています。
曲げ強さ
リフレッシュ率*
リフレッシュ率*
110MPa
30%
50%
*窒素
*空気
*リフレッシュ率:プリントに必要な新しいパウダーの最小比率
-
金属部品の代替品または交換部品として
-
治具、固定具および工具の製造に
-
高い負荷に晒される設備機器の部品に
-
複合材による機能部品、またはその試作に
*本製品はFuse 1+のみに対応しております。
*英語版
*1.8MPaでの熱撓み温度
-
恒常的な負荷に晒されるパーツ
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高音環境下においても寸法・形状精度の維持が求められるパーツ
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頑丈な治具・固定具
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スレッドやソケット
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自動車部品や工業用途
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耐衝撃性が求められる部品
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機能的なプロトタイプ
-
頑丈な治具・固定具
FormlabsのSLSエコシステムで最終製品の量産を実現
粉末除去と材料管理
オールインワン型製品として、パウダーケーキから造形品の取り出し、粉末の回収・保管・ミキシングまで、すべての作業を1台で行える粉末回収装置です。Fuse Siftに搭載の自動供給・ミキシング機能で再利用パウダーと未使用パウダーを混ぜ合わせ、粉末ロスを最小限に抑えながら材料管理を効率化します。
後処理と仕上げの自動化
Fuse Blastは、SLS 3Dプリント品向けに高度に自動化された後処理装置です。造形品から粉末を高速で除去し、工業品質の滑らかな表面に仕上げます。別売りの研磨装置を取り付けることで、半光沢の平滑な表面を実現。そのまま染色などの表面処理が可能になります。
Yokoito Additive Manufacturingが
Formlabs社製品の国内総代理店として、導入から運用までサポートします
Yokoito Additive Manufacturing(以下YAM)を運営する株式会社YOKOITOは創業以来、
デジタルファブリケーション技術を背景にしたさまざまなモノづくり支援活動・
事業こおこなってきました。YAMはAdditive Manufacturing技術の研究と普及を
目指す部門として位置付け、3Dプリンター販売・3Dプリントサービス・導入や技術コンサ
ルティングサービス・AM技術の教育サービスを全国に展開しています。
国内No.1 サービスクオリティ代理店としてパートナーアワードを受賞
Yokoitoは、Formlabsより贈られるパートナーアワードにて、日本国内で最もサービスクオリティが高い代理店に贈られる”Out Standing Service Partner”の受賞実績があります。豊富な実績と経験が豊富なスタッフが、常に高いクオリティーのサービスを提供します。
”自らがユーザー”として、ユーザー目線でお客様をサポート
YAMには、Additive Manufacturing技術(AM)について研究を重ね、3Dプリンターを毎日使用している専門スタッフが在籍しています。”自らがユーザー”である専門スタッフがいることで、お客様目線に立ち、適切な材料や機械選定から、導入時及び運用時に発生するコストを最大限抑えながら、3Dプリンターや材料を最大限活かすことのできるご提案が可能となります。
国内最大のAdditive Manufacturingセンターで、AM技術の研究を推進
YAMは京都本社内にある、Yokoito Additive Manufacturing Centerにて活動をしています。こちらのセンターある国内最大級のプリンティングファクトリーではスタッフが日々AM技術研究を推進し、これまで発見されなかった新しいAMの可能性や技術・活用法など様々な知見を蓄積しています。
専門スタッフが対応、保守サポートサービスを全国展開
導入後は、お客様が長く安心して3Dプリンターをご活用いただけるよう、保守サポートサービスをご用意しております。
高い技術を持った専門スタッフが、国内全国の保守サポートをご対応します。
▲粉末樹脂AMに特化したソリューションサービスはYAM + SLSまで▲