はじめに
高速光造形3Dプリンター「Form 4」と同時に、自動洗浄機の「Form Wash 2」も登場しました。
一方で、新しいForm Cureは今回登場していません。既存の「Form Cure」と「Form Cure L」をForm 4用として引き続きお使いいただけます。
本記事では、Form 4で造形したものを二次硬化する際に「Form Cure」と「Form Cure L」のどちらを使用すべきか、それぞれのスペックを比較しながら解説します。
Form 4の最大造形サイズ
Form 4は、2024年に登場したFormlabs史上最速の造形スピードを持つ光造形3Dプリンターです。特許技術LFD(Low Force Display)の搭載により、高速かつ高精度なプリントを実現します。
Form 4の最大造形サイズは従来のForm 3シリーズよりも30%拡大し、より広いスペースでの造形が可能になります。
【Form 4 最大造形サイズ(幅奥×奥行き×高さ)】
200 × 125 × 210mm
Form CureとForm Cure Lの概要
では、Form CureとForm Cure Lそれぞれの最大対応サイズを見てみましょう。
【Form Cure】
ターンテーブル直径:193mm
最大対応高さ:185mm
【Form Cure L】
ターンテーブル直径:395mm
最大対応高さ:320mm
選択の目安
Cure内のターンテーブルが回転することで造形物の全面にUV光が均一に照射される仕組みになっています。
そのため、造形物のサイズはターンテーブル直径内に入るかつ、それぞれの最大対応高さより低くある必要があります。
また、サポート材を外すことでForm Cureに入る場合もあるので、サポート材を取り外した後の造形物の大きさに基づいて使用する機械を選定するのも良いでしょう。
まとめ
弊社でもForm 4最大造形サイズいっぱいになるラティスを作り、Form Cureにいれてみようとしましたが動画の通り天井スレスレで適切に二次硬化ができるものではありませんでした。
Form 4導入時に、今後図のような大きなものを作られる予定がすでにある場合は、Form Cure Lをおすすめします。
導入についてのご相談はお気軽にお問い合わせください。
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